2009/10/22

男女間教育格差の縮小とムンギキ(ヤクザ)の関係

昨日のDaily Nationによると、先日から高校(Secondary School)の卒業試験(Kenya Certificate of Secondary Education Exam)が始まったのですが、セントラル県では、女子の受験者数が男子のそれよりも多かったそうです。男女間の格差は年々縮まってはいましたが、受験者数で女子が男子を超えるのは初めてのことだそうです。記事では「このトレンドはジェンダー活動家の勝利」と続きますが、更にオチがつきます。教育関係の役人によれば、この傾向はムンギキ*と児童労働と酒とドラッグによるところも多いとのこと。つまり、男子の方が中退してムンギキに入ってしまったり、酒や薬に溺れて中退してしまったりするケースが多いようです。セントラル県の地域別の統計によると、ムンギキの拠点と言われている、ニエリ(Nyeri)とムランガ(Murang'a)で特に男子の受験者数が女子に比べ少ないようです。ジェンダー活動家も素直に喜べないかな?

*ムンギキは独立闘争の時にセントラル県で生まれたキクユ族の集団で、暴力で植民地政府に対抗した。独立後、犯罪者集団となり、社会問題となっている。

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