2011/05/06

National Council for Science and Technology Annual Conference

先日(5/3)知合いに頼まれて、ケニアのNCST(科学技術評議会 or 委員会?)の年総会で発表して来ました。事前にプログラムを頂いていなくて(どうやらプログラムは会議の直前まで完成していなかったらしい。ケニアらしいでしょ。)、どういう会議なのか良く理解しないまま、自分の発表の30分前に会場(Kenyatta International Conference Centre、ナイロビで一番大きな会議場)に到着して、プログラムを見て仰天。私の出番は、なんと、オープニングセレモニーの直後のKeynoteではありませんか。大きな会議室に入ると、高等教育省の大臣、日本国大使館公使、その他お偉いさんがステージ上に着席されていて、NCSTの長官が発表していました。プログラムによると長官の発表の直後に私の出番。聞いてないっす。しかし、意外に落ち着いていて、スーツ着て来て良かったとか思いつつ(直前まで、ジーンズとジャケットで行こうか迷ってた)、折角なので大臣にも発表を聞いてもらいましょうとか思っていました。長官の発表も終盤にさしかかり、流石にドキドキしてきて、深呼吸、深呼吸。その緊張感を「楽しめ、楽しめ」と自分に言い聞かせつつ待機していたら、アナウンスが入り、どうやらティーブレイクが入るらしいことが判明。大臣他お偉いさんらは退場。なんだよ、俺の発表は聞かないのか。少し残念。

ティーブレイク後、セッション再会。3割くらいの聴衆はどこかに行ってしまいましたが、いつもの学会よりもずっと多い。30分のつもりで用意してきて、プログラムでも30分割り当てられているのに、セッションのチェアに20分でお願いしますと、しれっと言われ、発表開始。聴衆を見回すと少しざわついていて、あまり聞いてない。とっさにスワヒリ語で挨拶を始めてみました。”Mimi ni Tomoya. Ninatoka Japan lakini sasa ninaishi Nairobi kufanya kazi ya utafiti. Ninataka kuongea kuhusu utafiti ya Uganda leo.” とっさのアドリブでしたが、 効果テキメンで皆こちらに注目してくれました。発表は色々な所ですでに発表している農業の技術普及に関する論文だったので、無難にこなせたと思います。たぶん。発表後、何人かの聴衆が話しかけてきました。皆私がスワヒリ語がペラペラだと思っている。本当は幾つか言い慣れたフレーズがある程度なんですけどね。

今回は、何人かのケニア人研究者と知合いになれたので収穫ありでした。