2009/06/03

Moyo vs. Sachs

Dead Aid の著者 Dambisa Moyo と The End of Poverty の著者 Jeffrey Sacks がアフリカ援助に関して熱いバトルを展開中。最近のSacksのMoyo批判はここ。ちなみに、Will Easterly も援助の発展への貢献に懐疑的なので、Moyo のサポーターに回っている模様。
Moyoはザンビア出身の才媛(HavardでSacksの授業も取っていたようだ)で、アフリカの貧困の援助悪玉説を説く。最近は、滑舌良く援助ダメダメと説くし、容姿もテレビ映えするし Dead Aid 出版以来、メディアに引っ張りだこのようす。 ググるとYouTubeの映像(例えば)が沢山見られるよ。
世銀のアフリカリージョンのチーフエコノミスト曰く「Moyoの言ってる事は当たってる事もあるけど、大概間違ってる」とのこと。
Moyoがあまりにもメディアで取り上げられてるので、援助関係者が躍起になって否定するのも無理は無い。アフリカへの援助が減ったら、自分の食い扶持も減るからね。ってことはおいらの食い扶持も減る???

丁度良い機会なので、援助の発展への貢献を分析したクロスカントリーデータを用いた実証分析(Burnside and Dollar, 2000 AER)を斜め読みしました。Easterlyがイチャモンをつけています(Easterly, Levine and Roodman, 2004 AER)。

やっぱり、クロスカントリー・リグレッションは趣味じゃないわ。

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